こんにちは。
2学期が始まりました。
分散登校が始まったものの、息子にあした何時に行くの?と聞くと「んーーーー・・・???」という反応です。
プリントをもらっているので分かるのですが、1年生ってそんなものなんですね。
あす何時に行くとか、何を持って行く(何はいらない)とか、分からないままで気にならないのでしょうか。
私の特性?
ビッグイシューを買いました
「ビッグイシュー」ってご存知でしょうか。
大きな駅の周辺とか人通りのあるところで販売されている雑誌です。
雑誌の表紙を見せながら一人で立たれていたりします。
価格は450円で、そのうち260円が販売した方の収益になるそうです。
私は通勤途中等で、いつもここに立っている方がいるな、というぐらいの認識でした。
最初は知らなかったのですが、誰かに教えてもらったのか何かのきっかけで、ホームレスの方が販売されていると知りました。
知ったからといって、自分には関係のないものだと思っていた気がします。
そしてつい最近、何かのニュース?twitter?で見たか忘れてしまったのですが、
そういえばビッグイシューってなんだったっけ?と検索してHPを見ていました。

そんな矢先、大阪中之島の「こども本の森」に向かっている途中の大きな道路沿いに、ビッグイシューを販売している方がいました。
あとで聞くとバックナンバーだったそうですが、かこさとしさんの「だるまちゃん」が表紙だ!と目を向けると、販売されている方と目が合いました。
だるまちゃんですねーと声をかけると、ビッグイシューって知ってます?立ち読みしていいですよーと言われました。
立ち読みするのは申し訳ないので、だるまちゃん好きなんで買います、と言うと、箱から袋に入った新しい商品を出してくださり、購入できました。
どういう方が販売されているのか分からず、最初は緊張していました。
でも話してみると、気のいいおじいちゃんがにこにこ販売してくれて、普通のお店で買ったのと変わらない気分でした。
一人一人にできることってこういうことなのかもしれない
450円の雑誌をたった1回買っただけなのですが、とても印象に残りました。
あれです、初めて選挙に行った時みたい。
恥ずかしながら子供を産むまで選挙に行っていなかったんです。
交通ルールやゴミの分別は守らないと気持ち悪いのに、政治とか福祉とかは、私には関係ないと思い込んでいました。
でも同じ国で、もしくは同じ時代に生きていて、関係ないなんてことは絶対にないのに。
話は変わりますが、現在保育士の勉強をしていて学んだことがありました。
1601年にイギリスで制定された、貧困者の救済について定めた「エリザベス救貧法」という法律があります。
これは、「人権意識の高まり」とかが理由で制定されたわけではないんです。
「浮浪者を整理」して治安を良くするのが目的だったそうです。
この法律は今の時代の目線で見るとひどいところもあるのですが、社会福祉の歴史の大きな出来事なのは確かで、貧困を無くさないと国の維持発展がうまくいかないと400年以上前から考えられていたんですよね。
Daigoさんのニュースを見て、まず思い出したのがこのエリザベス救貧法でした。
20代の頃とか子どもを産む前って、人からどう見られているかにもっと気を配っていた気がします。
それこそ通勤途中にビッグイシューを買って、会社の人に「買っていたねー」と言われたり、もしくは通りすがりの人に見られるのも嫌だったと思います。ただ本を買っているだけなのに。
今もそれは0になったわけではないですが、多少どう思われようか気にしない、いい意味での図々しさも身につけた気がします。
この前誕生日が来て30代ど真ん中になりました。人目をあまり気にせず自分がいいと思った行動をしながら生きていきたいですね。